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湯気に包まれた、冬の日の炊き出し訓練

  • 執筆者の写真: ひより
    ひより
  • 14 時間前
  • 読了時間: 2分

災害は時を選ばずやってきます。だからこそ、日頃から「自分たちに何ができるか」を考えることが大切です。今回の訓練のテーマは、電気やガスが止まった状況を想定した「炊き出し」です。


中庭に近いスペースにブルーシートを敷き、カセットコンロを並べて準備を始めました。 大きなお鍋を火にかけると、冷たい冬の空気の中に真っ白な湯気が立ち上ります。


「昔はこうして作ったもんやね」と笑い合うひととき

訓練とはいえ、お料理となれば女性陣の皆様が主役です。 まな板を前にすると、皆様の表情は一気に「お母さん」の顔に。大根や人参、油揚げをトントンと手際よく切ってくださいました。

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「昔はね、大所帯やったから毎日これくらい作ってたのよ」 「おにぎりはね、温かいうちに握るのがコツなの」


そんな風に、昔の思い出を懐かしそうに話してくださる方もいらっしゃいました。認知症の症状があっても、長年培ってこられた「包丁さばき」や「おにぎりを握る手の動き」は、驚くほど体が覚えています。その確かな手つきに、私たち職員も思わず見惚れてしまうほどでした。


出来立ての「温かさ」が心に沁みるお昼ごはん

お鍋の中でグツグツと煮えたのは、具だくさんの豚汁です。 お米も大きな炊飯器で炊き上げ、一つひとつ心を込めておにぎりにしました。


いよいよ実食です。 使い捨ての容器に盛り付け、デザートのミカンを添えて。 「外で食べるみたいで楽しいね」 「おにぎりが塩気がきいてて、本当に美味しいわ」


普段は少食な方も、この日は「おかわり!」と元気な声を上げてくださいました。 みんなで一緒に作り、一つの鍋を囲んで食べる。そんなシンプルなことが、どれほど安心感を与えてくれるかを改めて実感した瞬間でした。

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最後は、後片付けの訓練も兼ねて、ゴミの分別や片付けまで丁寧に行いました。

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